2013年8月13日火曜日

【SEO】ちょっとSEOの競合調査してよ!と上司から言われた時にやることをまとめました。



Web担当者(もしくはインハウスSEO担当者)なら一度は言われるのが、ちょっとSEOの競合調査してレポートまとめてよ!という言葉ではないでしょうか。




はい!わかりました!といったのはいいものの、どこの企業とどの項目で比較すればいいのか…いや、そもそも上司はSEOのこときちんとわかっているだっけ?などなど。いろいろと考えがよぎるのではないでしょうか。

今回は、そんな時にレポートするべき項目とツールをご紹介します。以下の内容をコピペして報告すればきっと上司も納得してくれる!…はずです。


■目次
①SEOについて
 LSEOとは
 LGoogleの検索エンジンの仕組み
 LGoogle検索のアルゴリズムについて
②競合サイトについて
③競合サイトと比較する項目とそのツールについて



①SEOについて

・SEOとは
 検索エンジン最適化のこと
  →検索エンジンとは何のこと?
    検索エンジン=Googleです。Yahoo!の検索エンジンもGoogleの物を使用しています。(bingはユーザーが少ないので除外…)

要はGoogleのアルゴリズムに合わせて、サイトを最適化し、検索されやすくするのがSEOです。

・Googleの検索エンジンの仕組み
 ・Googleは星の数ほどあるWeb Siteの情報をサーバーに集約し、インデックスに登録しています。
  ※このインデックスは辞書にある索引のようなものをイメージしてください。
  インデックス登録されたWebサイトはGoogleのアルゴリズムにより、検索されるようになります。

・Googleのアルゴリズムの仕組み
 Googleにインデックスされた情報はどのようなアルゴリズムで検索されるのでしょうか。
  →Googleのアルゴリズムの構成要素は次のようなものがあるとされています。
ドメイン年齢
ドメイン登録期間の長さ
秘密あるいは匿名のドメイン登録情報
サイトのトップレベルドメイン (地理的フォーカス、例: comとco.uk)
サイトのトップレベルドメイン (例: comとinfo)
サブドメインかルートドメインか
ドメインの過去の履歴(どの程度IPを変えたか)
ドメインの過去の所有者(どの程度所有者が変わったか)
ドメインに含まれるキーワード
ドメインのIP
近接したドメインのIP
(リンクなしの)ドメインの外部での言及
Googleウェブマスターツールでのジオターゲティング設定【09/12/26追加】
サーバーの地理上の場所
サーバーの信頼性と動作可能時間(アップタイム)
URLの構造
HTMLの構造
セマンティックな構造
CSS / JSファイルの外部使用
サイト構造のアクセシビリティ(Javascript等アクセスできないナビゲーションの使用)
正規(canonical)URLの使用
「正しい」HTMLの使用(?)
Cookieの使用【09/12/26追加】

などなどなど(もうよろしいでしょうか…)
引用:http://www.seomode.jp/seo/2009/12/21/466/

 Googleのアルゴリズムを構成する要素は200以上あると言われており、その構成要素の重要性もデイリーでチューニングされています。

 つまりどうなっているのかはGoogleの人しかわかりません。構成要素は複雑に絡み合っているので、完全な解明は非常に困難です。
 
 しかし、重要(クリティカル)な指標は確かに存在します。それは、

 ①被リンクの量と質
 ②インデックス数(≒コンテンツ量)
 ③発リンクの量と質
 ④テキストマイニング(コンテンツの対策KWが文面、メタタグなどに入っているか。)

 ※これらの要素の重要性も日々変わっていきます。例えば、昔のSEOは被リンク至上主義でしたが、パンダ、ペンギンアップデートと呼ばれるGoogleのアルゴリズム変動により、質の悪いリンクを買っていた企業は根こそぎペナリティを受けました。(インデックスが削除され、検索されなくなりましたΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ)


②競合サイトの調査について

 ・競合サイトを調べるにはどうすれば良いでしょうか。

 SEO対策がGoogleの検索エンジンの対策であり、主要な対策項目もいくつかあることをご説明してきましたが次は競合サイトを調べて見ようとおもいます。競合サイトを調べるには以下のサイトを使ってみましょう。
 競合サイトは事業の競合とは限りません。similarsitesを使うことで、普段マークしていない企業がでることもあるでしょう。


③競合サイトと比較する項目とそのツールについて
 ・競合サイトと比較する項目は以下の項目があれば十分でしょう。

(1)月間アクセス数
(2)訪問別PV数
(3)平均滞在時間
(4)直帰率
(5)トラフィックの流入経路
(6)インデックス数
(7)ページの読み込み時間
(8)ドメインオーソリティ(リンクの量と質)

まあこれだけ比較したら十分でしょう。(大体、競合との比較調査をしてほしいなんて言われるのは競合よりボロ負けしている時です。)

(1)月間アクセス数を調査するにはマーケギアを使用しましょう。
例えば、世界のトヨタさんをマーケギアのアクセス調査にかけると…


2009年3月時点で月間アクセス数はおよそ63,000,000。いやーはんぱないですね。ちなみにこれは無料プランなので2009年という若干古いデータしか見れないというわけです。最新の数字が知りたい人は有料プランにしましょう

(2)訪問別PV数 (3)平均滞在時間 (4)直帰率 (5)トラフィックの流入経路を見るには、similarwebをおすすめします。このツールはほんとにすごいんです。
例の如くトヨタさんのURLを入れてみると・・・



画像下のほうを見ると、
Avg page views(訪問別PV数)が9.59
Avg time on site(平均滞在時間)が00:05:39
Bounce rate(直帰率)が30.95%というのがわかります。

また 、右側を見るとTraffic sources(参照元)が書いてありますね。
トヨタさんはサーチ、検索エンジンからの流入が一番多いようです。

さて、similarwebの凄さはこれにとどまりません。
なんと参照元がとこかもわかってしまいます!


…結構、価格.comからの流入が多いんですね~。

さらに、どんな検索KWかもわかっちゃいます!


やはり社名が世界レベルで知られている企業は社名検索が一番多い…と。


さらにさらにsimilarwebでは他社との比較も可能です。
今回はホンダさん、マツダさんを比較対象にしてみました。


訪問別PV数はトヨタが一番。平均滞在時間は3社ともあまり変わりませんね。
注目すべきはやはり参照元。Search(検索)だとトヨタが一番ですが、ダイレクトだとマツダが一番多いですね。お気に入りにされやすいコンテンツなのでしょうか?

だいぶsimilarwebについて熱くかたってしましましたが、この辺にして次に行きましょう。


(6)インデックス数 (7)ページの読み込み時間ですが、SEOチェキ!にURLを入れれば一発解決。インデックス数とページの読み込み時間以外にもソーシャルでどれだけ支持されているかや被リンクの数などもわかってしまいます。


(8)ドメインオーソリティ(リンクの量と質)についてはオープンサイトエクスプローラーを使いましょう。

いや、そもそもドメインオーソリティって何よって方はドメインオーソリティとはをご覧ください。端的に言えば、質の良い被リンクをたくさんもらえているかどうかを指標にしたものです。

ドメインオーソリティは基本的に単体で見てもわけがわからないので、競合他社との比較で優れているか劣っているのかを判断しましょう。




以上、SEOの競合調査の項目とツールをまとめてみました!



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