2014年8月17日日曜日

【ビジネス】インバウンドマーケティングは営業の世界では当たり前では?という話。


最近少しブームは落ち着いたが、少し前に、「インバウンドマーケティング」という言葉が少しだけ流行った。

テレビ広告やラジオ広告、ディスプレイ広告などの「プッシュ型」の広告ではなく、自社メディアに良質なコンテンツを掲載することで、顧客に気づいてもらい、購買意欲をわかせ、問い合わせをしてもらう「プル型」のマーケティングのことを意味する物だ。

このインバウンドマーケティングは2012〜2013年頃から言われ始め、
そのためのツール屋などが積極的に提唱しているものだ。


この考え方自体は非常に賛同できるものだが、ふと営業の世界で考えてみるとどうだろうか。
私は、マーケティングと営業の二足のわらじで活動しているので、ことさらよく感じるのだが、営業の世界において、インバウンドマーケティングは当たり前のことだ。

要は、顧客からの相談や紹介を受けるような営業のことなのである。


少し前に、おかげさまで、ご紹介で営業しています。という本が、平積みコーナーにおいてあったが、これこそ1つのインバウンドマーケティングの完成系であると考えている。

法人営業と個人営業によって、顧客との関係性の性質の違いはあるが、

①サービス・商品が必要となる顧客に認知してもらう
②顧客に有益な情報を提供しつつ、些細な要望や不安に答え続ける
③顧客が必要とするタイミングに対して、最速のレスポンスで答える

という絶対的な法則は変わらない。

この活動自体が、インバウンドマーケティングと言わずして、何がインバウンドマーケティングなのだろうか。
もちろん営業が1人でできるマーケティングとは違い、ツールを使った、幅広い見込み顧客にアプローチができるメリットはあるのだろうが、そこに、営業担当の嗅覚が入っていなければ、最終的な受注にまではたどり着かないだろう。

営業担当がそのまま実施するインバウンドマーケティングこそ、今の時代に必要な物だと強く確信している。

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